海外で誤解されている日本料理を、日本の資料で確かめる。
英語圏の日本料理のレシピは、いくつか決まった形で元の料理から離れていきます。代用品がそのままレシピになり、調理法が瓶詰めのソースとして売られ、ある地方の作り方が日本全体の作り方として紹介されます。このサイトでは、日本の辞書、官公庁の資料、日本のメーカーのレシピに立ち返って、元の料理が本当はどういうものか、英語版がなぜそうなったのかを説明します。もとは英語圏の読者向けに書いた記事を、日本の読者向けに編集しています。
新着記事
翻訳で消えたものアメリカのハマチ・ブリ・カンパチ事情アメリカの寿司店ではハマチとイエローテールが同じ意味で並びますが、FDAの表示名ではブリは「Amberjack」です。養殖を指す「ハマチ」、別の種を指すアメリカの「Kanpachi」まで、日米の資料で確かめます。
日本ではこう食べる「大皿は箸を逆さに」と書く英語のマナー案内:日本の資料との食い違い英語圏の日本の食事マナー案内には、大皿から取るときは箸を逆さにするのが礼儀だと書くものがあります。日本のマナーの資料はそれを逆さ箸、返し箸と呼び、取り箸を使うよう勧めています。両者の違いと理由を確かめます。
日本ではこう食べるアメリカ人は緑茶に砂糖とミルクを入れていた:甘くしない緑茶、甘くてもいい抹茶アメリカのペットボトル緑茶は甘いことがあり、「無糖」がわざわざ売り文句になります。100年前のアメリカ人は日本の緑茶に砂糖とミルクを入れていました。日本で甘くしない緑茶と、甘くてもよい抹茶の境目を資料で確かめます。
国境を越えた料理カツのない「カツカレー」とクリームチーズの巻き寿司:海外生まれの「日本料理」イギリスでは「カツ」がカレーソースの名前になり、アメリカではフィラデルフィアロールやスパイシーツナロールが定番です。海外で「日本料理」として売られる料理がどこで形になったのか、日本語ではその言葉が何を指すのかを確かめます。
国境を越えた料理英語圏も「日本生まれ」と書く洋食と中華:その発祥説はどこまで確かかオムライス、ナポリタン、ドリア、ラーメン、天津飯。英語圏の食のサイトも日本生まれと紹介する料理の「発祥」は、誰がいつ主張しているのか。ホテルの発表、観光サイト、雑誌の記事を並べて確かめます。
安全と表示アメリカの「Use-By」は安全の期限ではない:日米の期限表示と豆腐英語では消費期限も賞味期限も「expiration date」です。アメリカの連邦規則が日付を義務づけるのは乳児用調製乳だけ。日米の期限表示の違いを、豆腐と卵を例に公的資料で確かめます。
シリーズ
- 翻訳で消えたもの10英語圏の日本料理のレシピの間違いを、日本の資料で確かめる。
- 日本の食材、アメリカのスーパー10日本の食材と調味料、アメリカの店で何を買えばいいか。
- 日本ではこう食べる3日本での料理の食べ方と、日本の家庭ではふつうしないこと。
- 日本の台所はひとつではない3地域や家庭による違いと、ある料理がどこから別の料理になるのか。
- 国境を越えた料理5日本と海外のあいだを行き来するうちに変わった料理。
- 安全と表示8日本とアメリカの生食、食品安全のルール、食品表示。
- 家で作る4人気の日本料理を家で。日本のレシピをもとにしています。