安全と表示
食べ物を生で食べることについて日本とアメリカの機関が何と言っているか、それぞれの国で食品がどう表示されるか、よくある説明のどこが間違っているかを扱います。公的な指針を伝えるもので、医療上の助言ではありません。
アメリカの「Use-By」は安全の期限ではない:日米の期限表示と豆腐英語では消費期限も賞味期限も「expiration date」です。アメリカの連邦規則が日付を義務づけるのは乳児用調製乳だけ。日米の期限表示の違いを、豆腐と卵を例に公的資料で確かめます。
川魚を刺身に? 英語圏の釣り人が知らない淡水魚の寄生虫英語圏の釣りサイトには、冷凍を条件に淡水魚の生食を認めるものがあります。日本の保健機関は川や湖の魚介の生食を危険としています。名指しされる寄生虫、例外の郷土料理、FDA の見解を確かめます。
「わさびが寄生虫を殺す」は本当か:英語圏の刺身の安全神話を確かめる英語圏では「日本の刺身は新鮮だから安全、わさびも効く」と説明されがちです。アニサキスの統計、厚生労働省の見解、サーモンの刺身がノルウェーとともに広まった経緯、FDAの立場を確かめます。
「新鮮だから生で食べられる」は誤り:海外から見た日本の生食ルール英語圏では「日本は新鮮なら何でも生で出す国」と見られがちです。実際は食品ごとに冷凍、加熱、禁止とルールがまったく違います。魚、牛、馬、レバー、豚、かき、ふぐ、鶏の決まりと、アメリカの公的機関の考え方を並べます。
「No MSG」と「化学調味料不使用」:MSG表示をめぐる日米の規則アメリカではMSGは「中華料理店症候群」と結びつき、「No MSG」表示が売り文句になっています。FDAはこの表示をどう制限しているのか。2022年の消費者庁ガイドラインと並べて、日米の規則と安全性評価を確かめます。
英語圏ではいまも「長寿の島」:沖縄の平均寿命、統計で見る実際英語圏の記事は、沖縄を「ブルーゾーン」の長寿の島として現在形で紹介し続けています。2020年の都道府県別生命表では男性43位、女性16位。厚生労働省と沖縄県の資料で確かめます。
アメリカの「スシグレード」は公的な等級ではない:日米のルールを比べるアメリカの魚売り場で見かける「sushi grade」には、連邦政府の定義が見当たりません。FDAの冷凍基準、日本の「生食用」表示が実は細菌の基準であること、アニサキス対策の違いを確かめます。
日本の卵はなぜ生で食べられるのか:アメリカの卵かけご飯事情英語圏の卵かけご飯のレシピは「日本の卵は特別なのか」と問いかけます。答えは卵ではなく仕組みにあります。日本の賞味期限の意味と、生卵を勧めないアメリカの公的機関の立場を比べます。